中山金杯 回顧 穴党あるあるを言いたい…
【レース展開】
戦前の予想より落ち着いた先行争いになり、インからブラックスピネルが逃げる展開になりました。
前半1000mは60.2秒の平均ペースでしたが、掲示板に載った馬は4コーナーで6番手以内だったので、結果的には先行有利の流れでした。
【血統回顧】
1着:トリオンフ(2番人気)
→タートルボウル×ダンスインザダーク
(ノーザンダンサー系×Tサンデー系)
2着:ウインイクシード(6番人気)
→マンハッタンカフェ×ボストンハーバー
(Tサンデー系×ボールドルーラー系)
3着:テリトーリアル(11番人気)
→Teofilo×Street Cry
(サドラーズウェルズ系×ミスプロ系)
大系統がノーザンダンサー系の馬は4頭の出走でしたが、そのうちの2頭が馬券に絡みました(1・3着)。
また、父サドラーズウェルズ系は昨年のタニノフランケルに続き2年連続で波乱の立役者となりました。
【本命馬の結果】
◎4.ノーブルマーズ(10番人気4着)
内ラチ沿いをロスなく回り最高の形で直線に向きましたが、瞬発力の差が出てしまい馬券圏内にもう一歩という結果に終わりました。
血統はこのレースにピッタリの馬だったのですが、本質的にもう少し長い距離がこの馬には合う印象でした。
【次走注目馬】
11.アンノートル(14番人気9着)
上がり3ハロンは全体の3位のタイムで追い込みましたが、展開が向きませんでしたし、このレースには合わない血統(アイルハヴアナザー×タイキシャトル)でもありました。
前走のディセンバーステークスも含めて芝の中距離でやれるメドは立っているので、条件と相手次第では逆襲可能です。
9.ギベオン(4番人気10着)
前走、チャレンジカップの振り返りでも触れましたが、この馬に小回りはやはり合いませんでした。
アンノートル同様、このレースが合わない血統(ディープインパクト×Ghostzapper)だったので、直線の長いレースでタフさを要求されない芝に替われば一気の巻き返しもあるでしょう。
【まとめ】
個人的には本命にしていた穴馬が直線に向いた時に「ハマった!」と思っても4着に終わってしまう、穴党あるあるが起きてしまったようなレースでした。
馬券はハズれましたが、次走注目馬に推奨したアンノートルやギベオンが好走できる条件で人気を落としてくれれば、取り返せる手応えをつかむことはできました。