京都金杯 回顧 マイルに使い続けた執念
【レース展開】
マルターズアポジーが4戦ぶりに逃げを打ち、前半800mが47.1秒の平均ペースを作ります。
開幕週の馬場だったこともあり、内めをロスなく回って脚を溜められた馬が上位に食い込んだレースでした。
【血統回顧】
1着:サウンドキアラ(3番人気)
→ディープインパクト×アグネスデジタル
(ディープ系×ミスプロ系)
2着:ダイアトニック(2番人気)
→ロードカナロア×サンデーサイレンス
(キングマンボ系×サンデー系)
3着:ボンセルヴィーソ(14番人気)
→ダイワメジャー×サクラローレル
(Pサンデー系×レッドゴッド系)
母父アグネスデジタルはブラックスピネル(父タニノギムレット)に続いてJRA重賞2勝目となりました。
どちらも芝マイルでの重賞制覇でしたし、マイルチャンピオンシップをレコード勝ちしたアグネスデジタルの能力は、母父としても受け継がれているようです。
【本命馬の結果】
◎4.オールフォーラヴ(9番人気9着)
和田騎手はレース後に「緩めの馬場は得意でなさそう」とコメントしていました。
ただ、昨年の米子ステークスを勝った後には「硬い馬場でも緩い馬場でも大丈夫」とコメントしていたので、本当の敗因は馬場ではないと思います。
道中はスムーズに運べていただけに、条件戦を走っていた時に見せていた気難しさが出てきたのかもしれません。
【次走注目馬】
9.ストロングタイタン(11番人気12着)
内を回った馬たちに有利な馬場だっただけに、外めを回される厳しい競馬になりましたし、父米国型に合わない馬場でもありました。
脚質転換2戦目の前走、リゲルステークスで結果を出しましたし、今回も力負けではないので、馬場と展開が噛み合えば逆襲の場面もあるでしょう。
【まとめ】
勝ったサウンドキアラは今回で通算15戦目でしたが、11戦連続で芝のマイルに使われた執念が実っての初重賞制覇でした。
ダイアトニックも適性距離が長くなってきた印象があるので、今年のマイル路線が楽しみになるレースでした。
来週もガンバリマス。
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