京成杯 回顧 血統を見ると興味深い結果に
【レース展開】
大方の予想通りロールオブサンダーが先手を奪い
前半1000mが61秒5とゆったりとしたペースになりました。
そのペースを見越してルメール騎手は
早めに先頭に立って押し切りを狙いましたが
最後は上がり3ハロン35秒4で追い込んだ
クリスタルブラックが半馬身差し切りました。
この馬の次に上がりタイムが速かったのが
リメンバーメモリーの35秒9だったので
勝ち馬の切れ味が抜けていたことが分かります。
【血統回顧】
1着:クリスタルブラック(7番人気)
→キズナ×タイキシャトル
(ディープ系×ヘイロー系)
2着:スカイグルーヴ(1番人気)
→エピファネイア×キングカメハメハ
(ロベルト系×キングマンボ系)
3着:ディアスティマ(6番人気)
→ディープインパクト×Street Cry
(ディープ系×ミスプロ系)
配合の組み合わせと着順をまとめると
このようになりました。
1着:日本型×米国型
2着:欧州型×欧州型
3~5着:日本型×米国型
6着以下:日本型×欧州型 or 欧州型×日本型
重い馬場を得意とする欧州型が苦戦して
スピード勝負に強い米国型に有利な馬場
だったことが分かります。
2番人気ヒュッゲが10着、3番人気ゼノヴァースが9着と
人気していた馬も大敗してしまいました。
中山の芝が荒れてきて馬場も稍重でのレースでしたが
スローペースの決め脚勝負になると
スピード型が台頭してくることが分かる
いい事例になるレースでした。
レース展開も考えた上で予想をすることが
重要であることを改めて気づかされました。
血統と展開が向かなかった馬たちは
まとめて次走警戒と考えてもいいでしょう。
※血統データはこちらのサイトを参考にしています。
【本命馬の結果】
◎11.ヴィアメント(9番人気8着)
レース展開の読みを間違えてしまい
欧州型を持つ馬を重視した時点でおしまいでした。
馬もイライラしていたようなので
全然力を出し切っていない印象です。
気性面が成長してくれば重賞でもやれるハズです。
【次走注目馬】
2.リメンバーメモリー(11番人気6着)
今回、血統が向かなかった馬の中では
1番人気のスカイグルーヴを除けば再先着でした。
1コーナーでゴチャついて
最後方に下がってしまいましたが
上がり2位の末脚を使っていました。
あまり高速馬場になりすぎず
道中はもう少し前で競馬をすることができれば
重賞でも善戦できる能力はありそうです。
【まとめ】
自分の予想自体はまったく見立てを間違っていたので
納得のできるハズレでした(笑)
今回はとにかく血統に強い傾向が出たレースなので
この結果を次に生かすため
もう一度しっかりと復習しておこうと思います。