フェアリーS 回顧 ハナを奪えば渋太いスマイルカナ
【レース展開】
前半800mが47秒0のやや速めのペースで逃げたスマイルカナは、最後まで脚いろが衰えず、2着に2馬身半差をつける完勝でした。
道中は中団の内で脚を溜めたチェーンオブラブが上がり最速で追い込んで2着、スタートで遅れながら内枠を上手く生かしてリカバリーして中団ラチ沿いを追走したポレンティアが3着でした。
単勝2.0倍の一番人気に支持されたアヌラーダプラは、道中の折り合いを欠いて直線の伸びを欠き、3着に敗れました。
【血統回顧】
1着:スマイルカナ(3番人気)
→ディープインパクト×Distorted Humor
(ディープ系×フォーティナイナー系)
2着:チェーンオブラブ(7番人気)
→ハーツクライ×Street Cry
(Tサンデー系×ミスプロ系)
3着:ポレンティア(5番人気)
→ハーツクライ×Orpen
(Tサンデー系×ダンチヒ系)
サンデー系×米国型の配合が5頭出走して、1・2・4着と上位に好走しました。
例年通り傾向通りの馬場状態だったと言えそうです。
※血統データはこちらのサイトを参考にしています。
【本命馬の結果】
◎16.ハローキャンディ(7番人気5着)
馬は一生懸命走っていたようですが、最初のコーナーの入りで最後方でしたし、さすがに位置取りが後ろ過ぎました。
ラストはメンバー中3位の末脚を使っていましたし、自己条件で中団で運ぶことができれば、主役を張れるでしょう。
【次走注目馬】
9.ウインドラブリーナ(9番人気7着)
道中は終始外めを回る競馬になってしまいましたし、4コーナーでは少し置かれてしまいました。
それでも最後まで止まらず伸びていたので、悪くない内容でした。
1400mは忙しく、中山のマイルは勝負どころでモタついたので、広いコースのマイルに替わればもっと高いパフォーマンスを発揮してくれそうな内容でした。
【まとめ】
見事な逃げ切り勝ちを決めたスマイルカナの強さが目立ったレースでした。
この感じで次走以降もレース前にイレ込む面を出なければ、桜花賞戦線の主役に十分になり得る存在でしょう。
柴田大知騎手は今年、この馬で7年ぶりのG1勝利となるでしょうか。
来週もガンバリマス。