【レース展開】
ヴァルナが逃げ、平均よりやや遅い流れとなりました。
サンクテュエールはスタートでやや遅れながらも素早いリカバリーで道中は3番手につけ、最後の直線では早めに抜け出したプリンスリターンを交わし初重賞タイトルを手にしました。
ラチ沿いをロスなく追走したコルテジアは2着馬に4馬身の差をつけられましたが、3着を確保しました。
【血統回顧】
1着:サンクテュエール(2番人気)
→ディープインパクト×Canadian Frontier
(ディープ系×ミスプロ系)
2着:プリンスリターン(5番人気)
→ストロングリターン×マンハッタンカフェ
(ロベルト系×Tサンデー系)
3着:コルテジア(9番人気)
→シンボリクリスエス×ジャングルポケット
(ロベルト系×グレイソヴリン系)
下記のように、3頭出走した父ロベルト系は、すべてが人気以上に走りました。
プリンスリターン(5番人気2着)
コルテジア(9番人気3着)
ヴァルナ(7番人気5着)
また、ボールドルーラー系の血を持った馬も、人気以上の好走を見せました。(プリンスリターン・コルテジア)。
【本命馬の結果】
◎7.ヴァルナ(7番人気5着)
陣営の思惑通りにレースを運ぶことはできました。
少頭数で比較的スンナリ前に行けただけに、3着以内に粘ってほしかったですが、力不足だった印象を受けました。
【次走注目馬】
4.タガノビューティー(3番人気6着)
道中の行きっぷりも良くなっていましたし、最後もこの馬なりに伸びてはいました。
しかし、前走は展開に恵まれてのG1好走だったので、やはり本質的にはダートの方が良さそうです。
【まとめ】
天皇賞馬フェイエールマンの妹で1.6倍と圧倒的な支持を集めたルーツドールは7着と惨敗しました。
これといった敗因は見つからない内容でしたし、血統で過大評価されている馬を信じすぎてはいけないことを改めて実感しました。
そして、この馬ではなくサンクテュエールへの騎乗を選んだルメール騎手(のエージェント)の判断は素晴らしいものだと感じました。
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