ジャパンカップ 外国馬がいないのはさびしい…
1.カレンブーケドール 津村明秀
秋華賞は内で包まれる展開になり直線でも狭くなってしまいましたが、ひるまずに伸びてきました。
オープンに昇級してからは牡馬と走るのも初めてですし、古馬との対戦も初めてですが、好枠と斤量を生かせばチャンスは十分です。
2.ワグネリアン 川田将雅
この舞台でダービーは勝っていますが、折り合いの心配があるので距離延長がプラスとは言えません。
人気を集めるのであれば期待値の低い馬になりそうです。
3.ウインテンダネス 田辺裕信
昨年のこのレースも掲示板が精一杯でしたし、近6走は掲示板にも載れていません。
叩いた上積みがあるとはいえ、厳しい戦いになりそうです。
4.ムイトオブリガード C.ルメール
この時期の左回りの中距離戦がベストの条件の馬ですが、GⅡでは通用してもGⅠではどこまで通用するかでしょう。
5.スワーヴリチャード O.マーフィー
前走は休み明け、2走前は太め残りで直線の伸びを欠いていました。
叩いて状態はきっちり上向いていますし、馬が完成期に入った印象です。
陣営も「ここは目イチ勝負」と気合いが入っており、昨年以上の着順も期待できます。
6.ユーキャンスマイル 岩田康誠
前走はアーモンドアイより速い上がりで追い込んできたあたり、この馬の本格化を感じます。
使ってさらに馬が良くなっていますし、距離延長も間違いなくプラスです。
7.ダイワキャグニー 石橋脩
好調を維持してこの馬なりに力を出し切れる状態ですが、2000m以上の距離は一度しか走ったことがありません(ダービー14着)し、GⅠのメンバーでは壁がありそうです。
8.レイデオロ W.ビュイック
今年の3戦は状態が良かったにもかかわらず詰めの甘いレースが続いています。
3~4歳がピークだった雰囲気もあるので、過信しすぎない方が良さそうです。
9.ルックトゥワイス L.デットーリ
前走はGⅡで馬券圏内をはずしましたが、レース前に一頓挫あったので完調には程遠い仕上がりでした。
状態面では大きな上積みが見込めますが、6歳秋で初のGⅠ挑戦でどこまで通用するでしょうか。
10.ダンビュライト 松若風馬
半年ぶりだった前走は展開にも恵まれ、2着に好走することができました。
ゲートが安定しないので過度の信頼は禁物ですが、叩かれた上積みは見込めるので、人気がないのであれば押さえる必要がありそうです。
11.シュヴァルグラン C.スミヨン
条件が合わなかったり不利を受けたりと、ここ3走の海外での競馬は力を出し切ることができませんでした。
休み明けは苦にしないタイプですし、2年連続馬券に絡んでるこのレースで巻き返しに期待です。
12.タイセイトレイル M.デムーロ
ステイヤーズSに向かう予定でしたが、状態が良いという理由でここへの出走です。
オープンに上がってからは未勝利ですし、さすがにここでは荷が重いでしょう。
13.エタリオウ 横山典弘
前走の負け方に不満が残りますし、気持ちの問題もあったようです。
叩いて上積みという感じでもないですし、ピークが過ぎてしまった気もします。
14.マカヒキ 武豊
一生懸命に走る馬で、レースごとの消耗が激しいとのことです。
そのためか、レース間隔が1か月以内の競馬では一度も馬券に絡めていません。
15.ジナンボー R.ムーア
前走は初重賞挑戦で2着でしたがGⅢでのものでしたし、GⅠの舞台ではさすがに厳しそうです。
追い切りに騎乗したムーア騎手のコメントもトーンが上がりませんでした。
【ここが気になる!】
外国馬不在で、日本馬も少し寂しいメンバーになってしまいました。
上位人気になりそうな馬は、不安要素を持つ馬が多くいます。
ただ、人気下位の馬も上位人気の馬とは能力の開きがあるといった印象です。
中波乱程度の決着になりそうだな、といった雰囲気です。