気になる傾向<中山競馬場>
【先週のレース数】
ダート12、芝11、障害1
【ダート】
<人気>
1番人気 (7.1.0)
2番人気 (0.4.6)
3番人気 (1.3.0)
6番人気以下(1.2.3)
1番人気が半分以上勝ち、2番人気も3着内率83%と2日間を通して穴馬の出番は少ない傾向でした。
<脚質>
逃げ(5.2.0)
先行(5.8.7)
差し(2.1.4)
追込(0.1.1)
※左から、土日での1着数、2着数、3着数
この時期の中山ダートは力の要る馬場になる傾向になるので、差しがバンバン決まりますが、土曜日が稍重スタートになったため、比較的軽い馬場に。
そのため、逃げ・先行に有利な条件になりました。
ただ、この週のダート最後のレースだった10Rでは、差し→逃げ→追込で決着。これが冬の中山本来の傾向でしょう。
<血統>
●1200m
6レース3レースでサウスヴィグラス産駒が1番人気。結果は1着、4着、7着。相変わらず成績にムラのある種牡馬なので、人気を落とした馬こそ狙いの種牡馬の印象です。
また、馬場が乾いてきた日曜7Rを除けば、人気より上の着順で頑張っていたのは、父米国型以外の種牡馬産駒ばかりでした。
そのぶん父米国型の馬がバタバタ人気を裏切っていました。
●1800m
・土曜2R 5番人気3着(父:カジノドライヴ)
・土曜4R 7番人気2着(父:パイロ)
・土曜6R 4番人気3着(父:Tapit)
・土曜6R 10番人気4着(父:パイロ)
ただ、いずれも土曜前半の稍重馬場だったことは頭に入れておきましょう。
<ローテーション>
●1800m
前走から距離延長した馬の好走が目立ちました。東京の1600mや福島1700mから転戦してくる馬が例年は苦戦することが多いのですが、湿った馬場の影響で傾向に違いが出ていました。
<まとめ>
雨の影響でいつもの冬の中山ダートと違う馬場状態でスタートし、だんだん本来の馬場に戻り(乾き)ながら競馬が進んだという印象でした。
次週も少し湿ればこの傾向通りに狙い、乾いた馬場になれば前週の逆張りで攻めてみようと思います。
【芝】
<脚質>
逃げ(2.2.1)
先行(8.5.3)
差し(1.4.6)
追込(0.0.1)
※左から、土日での1着数、2着数、3着数。
開幕週らしく、勝ち切るには前につけることが絶対条件となっていました。
逆に開幕週で差し届かなかった馬を開催後半で狙うためにマークしておくことが必要です。
<人気>
1番人気 (4.2.1)
2番人気 (2.0.1)
3番人気 (1.2.2)
6番人気以下(2.5.6)
※計11レース
土曜日は1番人気が未勝利と波乱の幕開けとなり、6番人気以下の好走も目立ちました。
<ローテーション>
人気薄で上位に好走した馬で目立っていたのが、福島からの転戦組です。ローカル開催ということもあり、人気を落としがちですが、今年はこのローテーションのレベルが高いのかもしれません。
<まとめ>
波乱が起きている割に穴馬の傾向は「できれば先行できる馬」といって程度しか見つかりませんでした。
翌週は傾向からの狙い撃ちはダートの方が面白いかな、という印象です。