朝日杯FS サリオスの心配点はふたつ！

1.ジュンライトボルト 岩田康誠

2走前の紫菊賞はコーナーが4つあるコースで気を抜く面を見せていましたし、前走のベゴニア賞は左回りの競馬でずっと右にモタれていました。

4年前の勝ち馬リオンディーズと同じ、父キングカメハメハ、母父スペシャルウィークの血統背景なので、ここでも十分楽しみはあるでしょう。

2.ビアンフェ 藤岡佑介

前走の京王杯2歳ステークスは課題のスタートをうまくクリアして、スムーズな競馬は出来ていました。

この中間は負荷をかけた調整ができているので粘りも増すでしょうし、父ディープインパクトに母父サクラバクシンオーなら距離もマイルまで持ちそうなので、チャンスは十分でしょう。

3.ペールエール Ｏ．マーフィー

一頭になってしまうとフワっとして走ってしまうところがあるので、前走も直線で抜け出してから勢いがなくなっていました。

そういった意味では勝ち切ることは難しいタイプかもしれませんが、今回はチークピーシーズをつけるので、その効果でどこまで気を抜かずに走れるかでしょう。

4.トリプルエース Ｗ．ビュイック

2走前の小倉2歳ステークスは、この馬にとっては短い1200mでスタート直後に両サイドから寄られる不利がありながらもスピードの違いで2着に追い込みました。

ただ、前走の内容だとG1では通用しそうにないので、2度目のマイルでどれだけ上積みがあるかがポイントになるでしょう。

5.マイネルグリット 国分優作

前走は東京までの輸送が影響してイレ込みがひどく競馬になりませんでした。

新馬戦はマイルで勝っていますが真面目に走りすぎるタイプなので、本質的には1200mから1400mが合うタイプでしょう。直前の追い切りを軽めにした効果がどこまであるかでしょう。

6.サリオス Ｒ．ムーア

エンジンのかかりは遅いところがありますが、スピードに乗ってからの持続力は非凡なものがあります。

ただ、ここ2戦は少頭数でのレースだったのでモマれた時の不安がありますし、血統を見ても2歳戦から活躍という構成ではないので、全幅の信頼をするのは危険かもしれません。

7.ウイングレイテスト 松岡正海

前走は展開や馬場に恵まれた面もありますが、まだ余裕残しの仕上がりでの重賞2着は評価できます。

この中間も負荷をかけた調整ができていますし状態も上向いているので、一発の可能性は十分あるでしょう。

8.タイセイビジョン 武豊

能力が高いことは間違いありませんが、1400mでも折り合いを欠いていたのでマイルに距離が延びる今回はなおさらその心配は高くなります。

G1に向けて抜群の仕上がりですが、とにかく折り合いです。

9.グランレイ 池添謙一

1800mから1400mに距離を詰めたことによって未勝利を勝ち上がった馬なので、距離が延びる今回は厳しい戦いになりそうです。

10.エグレムニ 福永祐一

前走は抜け出して気を抜く面を見せましたが、後ろの馬が来ると反応してもうひと伸びしていました。

折り合いに問題はないので距離延長は苦にしないでしょうし、現状の力でどこまでやれるかでしょう。

11.カリニート 幸英明

ここ2走は1勝クラスの特別戦でも掲示板に載れていませんし、G1では無理でしょう。

12.レッドベルジュール Ｃ．スミヨン

デイリー杯2歳ステークスは苦し紛れに内をつく形になりましたが、鋭い脚を見せ見事に勝利を収めました。

追い切りにまたがったスミヨン騎手は「3歳馬のような風格」と馬の完成度を絶賛していましたし、タイトルに近い位置にいる一頭でしょう。

13.プリンスリターン 原田和真

2勝馬とはいえ前走は少頭数で展開にも恵まれた勝利でした。

さすがにG1ではこの鞍上にも不安が残ります。

14.タガノビューティー 和田竜二

前走で見せた末脚はかなりのものでしたがあくまでもダートでの結果ですし、ヘニーヒューズ産駒ということを考えると初芝のG1で結果を出すことは難しいでしょう。

15.メイショウチタン 松山弘平

前走はマイルから1400mに距離を縮めたことで結果を残せました。

マイルに戻してG1のメンバーになる今回は通用しないでしょう。

16.ラウダシオン Ｃ．ルメール

ゲートに課題はありますが、距離はマイルでも持ちそうな雰囲気はあります。

ここ2走は道悪の競馬が続いたので、良馬場になればどこまで切れてくれるか楽しみな部分もあります。

【ここが気になる！】

人気サイドの馬に気になる点があるレースです。

サリオスは多頭数とエンジンの掛かりの遅いことに不安がありますし、タイセイビジョンは折り合いが心配です。

伏兵馬もしっかりマークして馬券を勝った方が良さそうです。

本命馬は、レース当日の9時半頃アップ予定です！